桑田真澄と私

突然、桑田真澄選手の引退の報が伝わってきた。
1つしか歳の違わない小生としては、何とも言いようの無い心持ちである。

子供の頃から阪神ファンであった小生としては、巨人の桑田=悪役であり、
あのクールな言動に反発した時期が結構長かった。
正直、小生が桑田真澄という男を見直したのは、巨人を退団してメジャーへの挑戦を
始めてからである。

小生も小柄だし同年代だから、あの小さな身体で、且つ、全盛期を過ぎたにも拘らず、
メジャーに果敢に挑む姿に、心ならずも応援する気持ちになったものである。

現役時代からの故障。手術。復活。そしてまた怪我。
小さな者が大男の集団に混じって闘う時に付き纏う宿命なのか。
しかし彼は諦めない。挫けてはまた立ち上がり、立ち向かう。
「あんな思いをしなくても、彼なら成功の道はいくらも有るだろうに」
そういう人も多かった事だろう。だが彼は、安易な道を選択する事は無かった。

今の若い人から見たら、愚かな行為に見えるかも知れぬ。
だが、自分の安楽を追及して要領よく生きる事は小利口な選択でしかない。
敢えて荊(いばら)の道を行く。摩擦係数の高い人生。
そんな不器用な男が最近少なくなってきた様に思う。
そして、「プロ野球という華やかな世界に、こんな男がいるんだ」と、
何故か嬉しく感じたものである。

桑田選手が何を第一義としていたかは、小生の知る由も無い処であるが、
彼は彼なりにいろいろと悩み、考え、闘ってきた事だろう。
だが、今日そこに、彼なりの一区切りを付けた。

賛否両論、好き嫌い。人それぞれだろうが、今日だけは素直に一言。
「桑田投手、長い間御疲れ様!」と言う事にしよう。

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プロフィール

Author:錨七鉄斎
小生は四十路のサラリーマン、
錨七鉄斎である。

「中年男こそ心と身体を健康に
維持して、社会に貢献せねば」
という思いから、個人の在り様
を探って行こうと思う。
また、時には社会問題にも言及
してゆくつもりである。

<HNの由来>
「錨」は「怒り」に掛けると共に、
世の中がヘンな方向に流されぬ
様に、我々中年男が錨の役を
果たさねばという思いから。
「七鉄」は7番アイアン。
小生の得意クラブ、いや
「頼みの綱」である。

<九転十起とは>
”京浜臨海工業地帯開発の父”
浅野総一郎翁が創設した学校
浅野学園の校訓で、幾度の失敗
でも決して諦めない不屈の心を
表しています。

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